先日、業務開拓と、自身の勉強も兼ねて、顧問先の皆様方にご協力いただき、1日をかけて事務所の顧問先を何社か訪問し、業務に関するお話を聞かせていただきました。
普段はお聞きすることのできない、各顧問先の業務内容について詳しく知ることができただけでなく、顧問先の皆様方に対し、法律事務所における業務開拓の新たな方向性のヒントなども掴むことができ、非常に実りのある時間になりました。
お話をお聞きした会社は、葬儀関係や遺品整理関係を取り扱う会社が多く、いわゆる「終活」関連会社であったのですが、各社のお話を聞く中で、日本における高齢化社会の進行によって、このような「終活」関連市場が急成長を遂げていることをひしひしと感じました。
一方で、市場の拡大は必ずしも良いことばかりではなく、新規参入業者の増加による競争の激化、それに伴う業界全体のサービスの質の低下などの問題も生じることがある、というお話もお聞きしました。
近年、弁護士業界も、新たな業種・サービスに進出する方々が増えてきており、弁護士の仕事の幅は広がっていると感じますが、それに伴って、他業種との軋轢が生じるケースも耳にします。
業界の拡大は、依頼者の方々へのサービスの充実に繋がりますが、無秩序に拡大を行ってしまい、その目的達成がかえって遠のかないよう、我々も気を付けていきたいところです。
